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こんにちわ^^。 信長の野望ONLINEのプレー日記を書いていきます~よろしく!
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信長の野望シリーズ No 発売日 作品名 機種 内容 1 83年04月 初代 〃PK リターンズ SS 2 86年09月 全国版 〃PK 3 88年12月 戦国群雄伝 SS 〃PK 4 90年12月 武将風雲録 DS 〃PK 5 92年12月 覇王伝 論功行賞 〃PK 6 94年12月 天翔記 SS 〃PK 7 97年03月 将星録 SSPSP 〃PK 7.5 98年10月2日 Internet 将星録をベースにオンライン特化 99年6月25日 Internet PK 8 99年02月 烈風伝 DSPSP 将星録の内政部分を改良して、戦闘部分を別物にした道建設徴兵できない複数の武将をまとめて内政担当に指定できる任意の場所に支城を築くのが可能 〃PK 9 01年02月 嵐世記 XBOXPS2 諸勢力の出現戦闘リアルタイム化マルチプレイ不可 〃PK PS2 10 02年06月 蒼天録 PS2 城主・軍団長でのプレイが可能通称名で知られている武将が、本作から本名(諱)で登場 〃PK PS2 11 03年09月 天下創世 決戦行動回数が城主の政治+統率で決定1年を新春、春、梅雨、夏、秋、晩秋、冬、厳冬の8期に分けてターン戦闘がリアルタイム町並み・合戦がフル3D化 〃PK 12 05年06月 革新 内政や合戦が完全リアルタイム制3D1枚マップ 革新PK 13 09年09月 天道 リアルタイム制 未定 〃PK SS=セガサターン
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登録日:2011/09/06 (火) 21 21 06 更新日:2022/08/01 Mon 03 31 58NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 PC PS2 Wii ゲーム コーエー シミュレーション 信長の野望 地方格差 異色作 軍神強すぎ→PK化→弓強すぎ 革新 鬼畜ゲー 信長の野望 革新とは2005年にコーエー(現コーエーテクモゲームス)から発売されたシミュレーションゲーム 2005年に発売されたのはPC版で、2006年にはPS2版が発売 また、信長の野望シリーズお得意のパワーアップキット版も発売しており2007年にPC版のパワーアップキット、2008年にはPS2及びWiiでパワーアップキット(以後PKと表記)が発売された ★一枚マップ 今作の売りは何といってもこれ これまでのシリーズでは内政・外交や戦争はそれぞれ別々の時系列で行われていた しかし今作では、それら全てが日本の一枚マップにて行われる 内政や外交をしている間に別の武将達が兵を集めて他国に攻め込むこともできる 支配国が増えてくるといちいち全国でそれらを操作するのが面倒くさくなるだろう しかし、そういう時のために「委任」というコマンドがある これは内政や外交を任せたい国を選んで、金や兵糧・兵士などの物資を与えておけば自動的にそれら全てをこなしてくれる便利な機能 勿論戦争を仕掛けて欲しくない時ならそれを禁止することもできる ★箱庭内政 今作は箱庭内政だが天下創世の「町並みを作り→施設を建てる」と言うシステムを続投している。 ただし民の忠誠や治水などはオミット、簡略化されているのでスピーディーに進めることが可能。 一見簡略化のように見えるが1枚マップである事と他のシステムがシビアであるので上手く収まっているとも言える。 PKでは特産品を算出する奉行所と貿易システムも追加された。 ★戦争 今作では部隊を編成し行軍内容を指定した後は自動で戦闘が行われる。 勿論、ただ見ているだけでは どんな名将も敗北する ので闘志が溜ったら戦法を使ったり士気が落ちてきたら鼓舞(戦法の一つ、ほぼ成功する)や激励(城にいる留守番要因に頼む、有料かつ成功率低し)で士気を維持する必要がある。 また1部隊には武将を三人編成できるので短所を補ったり戦法の連鎖(必要闘志の高いものから順に連続で使用)を考えて編成する必要がある。 ★技術革新 天下統一のために必要なものは金、兵糧、兵士、人材、これらは当然だが鍵を握るのは技術 足軽、騎馬、弓、鉄砲、水軍、内政、築城、兵器の8のカテゴリーに分けられた技術が今作にはある 例えば足軽等の戦争に関する技術なら革新していくと部隊の移動速度が速くなる、攻撃力上昇、士気が上がりやすくなる等のメリットがありこれがなかなか馬鹿にならない というより技術を革新しなければ大軍を擁していてもアッサリ落ちるので革新は急務だったりする 技術革新をするには「学舎」というそれぞれの技術に応じた施設を建設する必要がある 革新する技術の段階によって必要な学舎の数が変わる 施設があるだけでは何にもならない、そこで技術革新をする適性を持つ武将三名集める 適性はD~SまであるがDでは技術革新は不可能 しかもSの適性を持つ武将もそう多くなく、いても技術革新の期間短縮に関わる政治のパラメーターが低いことが多い 上位の技術を狙うとなれば1~3年かかるなどザラにある また学舎自体も建築物の中ではかなり時間がかかる上に 適正がAの者が3人いないと建てることさえ出来無い(正確には建てるのも技術が必要) ので内政技術者がいないと技術革新は困難な物となる 更にPKでは貿易で友好を上げる事で「南蛮技術」という上記の技術とは違ったメリットのある技術を教えて貰うこともできる 南蛮技術は続投している技術革新と並行できるのもポイント (「しぃるど」とか「ぷれいとめいる」とか「びっぐくろすぼう」とか「ろんぐぼう」とか戦国らしからぬ物や「ふりんとろっくしき&ほいぃるろっくしき銃」に「かっぱんいんさつ」なる時代背景は?的な技術もあるが…) ★難易度 恐らく歴代最高難易度 それは慣れない内は内政にばかり時間をかけてその結果他国の守りが堅くなったり、すぐに攻め込もうにもあっさり返り討ちにあう等がこれまでのシリーズに比べてずっと多いから 早まってもいけないしモタモタしても駄目 戦況を理解するのは簡単じゃないのだ また自国が勢力を拡大すると各地の大名が包囲網を敷いてくるのでかなり鬱陶しくなってくる ★シナリオ 最初から5つのシナリオが用意されており、いずれかの時代からプレイを開始する また各地方の統一のみが目的という短時間プレイに適した地方統一モードもある ・尾張統一(1555年) 織田信長が父信秀の念願尾張統一を果たして尾張斯波家を追い出した時期 同盟を結んでいる斎藤家、そして東の今川家に不審な動きが……… ・龍虎相撃つ(1561年) 桶狭間の戦いで今川義元が散り、松平元康(徳川家康)が岡崎に根城を構える そして武田信玄と上杉謙信が川中島でぶつかろうとしていた…… ・義弟離反(1570年) 浅井長政の裏切りにより、織田信長に包囲網が敷かれる 同盟している家康も拠点が岡崎城しかなくまさに四面楚歌 ・夢幻の如く(1582年) 日本史的に有名な本能寺の変が起こる 歴史イベント無しの織田軍なら確実に天下を取れる ・群雄集結(1557年、仮想) 本来ならば生きていない織田信秀や本願寺蓮如、北条早雲等が生きていたり、生まれてもいない伊達政宗や真田幸村がいたりやりたい放題な仮想シナリオ 羽柴秀吉、柴田勝家、明智光秀が織田信長の配下ではなくバラバラに陣取っている ★主な大名 尾張統一(1555年)での主な大名達 一部説明書からの記載有り ・太田家 生涯を通して北条家と戦った太田資正が大名 技術は大したものがなく、西に武田信玄、南に北条氏康の名門がいて大ピンチ まずは何とかして北の長野業正と同盟を結ぶべし 北条からの攻撃は櫓で耐える、そして武田の攻撃は停戦で耐えよう 余裕ができたら足利や里見を潰す、運がよければ北条も潰せるかもしれない ・織田家 言わずと知れた織田信長が大名 人材は優秀、技術は鉄砲に長ける 東の今川家が最大の恐怖だがそれを越えれば自ずとやるべきことが見つかる あの桶狭間の戦いが起きれば……! 上杉家(長尾家) 公式チート家その1。 領地には金山銀山が数ヶ所存在するため、財政は安定。 さらに、家臣も統率・武勇に長けた者が多く、大名の上杉謙信に至っては統率120・武勇105と正に軍神。 (統率、武勇、知略、政治の各パラメータは家宝などによる補正を除き、上限が120である) 欠点をあげるとしたら、知略の高い武将に恵まれていないぐらい(1555年だとこの欠点も解消されている) 普通に(騎馬や足軽で)攻撃しているだけでも下手をすれば4桁の兵士を倒し、戦法発動で4~5千も削っていくのを見れば凄さが解るというものである (PKの諸勢力は上杉対策であるというのが定説となる位である) 無印版では騎馬の技術を習得していき謙信(勿論知力要員や連鎖要員も随伴)が突撃すれば大抵の武将も城も壊滅するので初心者向きの勢力では最もプレイしやすいと思われる。 武田家 公式チート家その2。 上杉家同様、領地には金山銀山が複数存在する。 家臣団は上杉家に比べると武勇で劣るも、統率はほぼ互角。 知略や政治面では上杉家以上とまるで死角がない。 家臣の中でも真田幸隆…と言うより真田の武将はほぼチートである。 武家としての欠点を挙げる方が難しい…。 と思われがちだが、弱点が存在する。 それは「年代」である。 1570年代になると武田家が誇る優良武将の大方が寿命を迎える年なのである。 何より、上記の上杉と隣接しているので迂闊に進行すると牙を向かれるという恐怖にも苛まれる 家臣団が優秀だとしても謙信の破壊力の前には為すすべもなく壊滅させられてしまう上に国力が下回っているシナリオが多いのも難点となっており実は初心者には厳しかったりする。 ・島津家 史実では南九州を征した島津家 一門には島津四兄弟(家久はまだ)をはじめ彼らの父貴久、その父日新斎と優秀な人材が多い 鉄砲技術に長ける なるべく素早く肝付、伊東を潰し同盟が切れたら相良を潰す そして収入はきちんと確保しよう、人材が優秀ということは金がかかることになるからだ 南九州を征したら大友との決戦の覚悟を決めるのみ 織田家と並んで初心者向けな大名…と思われがちだが九州は激戦区で大友家や龍造寺にも猛将、知将が存在し勢力拡大していくのである程度の見通しを立てることは必要 ・北条家 公式チート家その3 と言っても上杉武田に比べれば武将の平均能力は高くないが北条氏康の存在が大きい 氏康の平均能力は全武将中トップクラス まずは太田を潰し、長野や里見を潰して関東の覇者を目指すのだ ただし、その間に同盟が切れる武田に要注意 技術は内政に長けるが戦争に勝つためには足軽技術を革新するといい 内政技術はそれからでも遅くない ・今川家 弓技術に長け、国力もなかなか 太原雪斎をはじめ人材もそれなりで後ろは同盟している武田と北条、更に松平家が従属とウハウハ 織田家を攻めればいいだけだが、今川義元が軍を率いて織田家に攻め込むなら太原雪斎を部隊に加えておくこと 雪斎がいないと桶狭間で義元が死にます それを除けばこのシナリオで有力な大名の一つである。 PKなら弓を極めると鉄砲マンセーの織田家をひねり潰すのが更に容易になる。 ・松平家 桶狭間で義元が討ち死にすると暫くして松平元康(徳川家康)が岡崎城で独立 事前に駿府城などの兵力を岡崎城に移しておくと今川家を潰すのが簡単になる しかし問題は北に武田、東に北条という名門がいること 狙われやすい駿府城の守りは崩してはならない ・三好家 阿波、堺を領地に持ち人材・収入がいいことや周りに強敵がいないことから天下統一しやすい ……が、1560年頃から寿命が近い武将が多い 武田家よりも素早く勢力拡大を目指して長寿で優秀な人材を確保しよう とりあえず四国を制覇して近畿一帯の掌握が目標 ・伊達家 当然まだ伊達政宗や片倉重長はいない 人材もお世辞にもいいとは言えず、東北は制覇していっても官位は貰えない 尾張統一での伊達家の難易度は高いと言える だが北の斯波や西の宇都宮は大したことはない 毛利家 三矢訓や開始時の「当家は弓の技術に優れて…」の台詞から弓に独自技術が!!! …と思わせておいて特殊技術は水軍にある残念な家 (なお、弓の独自技術は今川と足利です) とは言え弓に対する適性が高いので技術を伸ばしておいて損はしないだろう 知略に優れた武将が多めで浪人も多く出やすいのもメリットである とは言えやはり一線級の家と比べると小粒感は否めない(四国では長宗我部と張り合えるが) …がPKによって弓が異常に強くなった事が追い風となり上位に食い込めるスペックの家となった 余談だが、某笑笑動画には長尾家、武田家に恐ろしい条件を加えた上で統一を目指す動画がある。 条件のいくつかを紹介する。 長尾家、武田家の武将の登用、処断、引抜禁止 両家の武将超絶強化 両家の支配する城の兵力500000 他にも条件はあるが、ここでは割愛する。 興味がわいた方は「織田家の野望」で調べれば幸せになれるだろう。 追記修正よろしくお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- 次作の天道でも言えることだけど、このゲームのキーワード、それは「れっつ火事場泥棒!」(某サイトより -- 名無しさん (2013-09-07 14 32 26) 改造スレが一番盛り上がった作品 -- 名無しさん (2016-02-13 12 04 24) PK -- 名無しさん (2016-04-02 15 30 49) ↑記述ミス PKはツッコミどころだらけだったな。「貴様らの戦法など我らがシールドの前には無力だ」とか「大砲より遠くまで届く」矢とか牛とか戦国時代の凄さが滲み出てた(笑) -- 名無しさん (2016-04-02 15 33 36) OMIKATAの記述が必要な気がする -- 名無しさん (2016-04-02 15 57 35) ↑と言うか信長の野望でシステム上起こる理不尽、笑ったり突っ込んでしまう面をまとめて記載する「ここが変だよ信長の野望」みたいな項目作成してもいい…と思うけどニコニコ百科とかぶるしなぁ… -- 名無しさん (2016-04-02 16 13 27) ↑2 弓の項目参照 -- 名無しさん (2016-04-07 21 27 19) 信長の野望じゃなくて、信玄の野望だと思ったりする -- 名無しさん (2016-11-17 23 30 28) ここからなんだよな、チュートリアルが面白くなってきたのはww -- 名無しさん (2016-12-30 18 31 31) PC無印、細々とした調整が入ったCS無印、そしてCS無印ベースで追加要素が入った両PK、とそれぞれでゲームバランスが全く違う顔を見せる。PK追加要素は色んな意味でバランスが変な方向にぶっ飛んでいるので、ゲームバランスとしては騎馬が弱体化したCS無印が一番纏まっているような気がする -- 名無しさん (2020-04-26 02 48 34) 野望シリーズは歴史破壊しまくるのばっかしかない。コーエーは誠歴史の破壊者よのう -- 名無しさん (2021-05-18 12 32 52) 名前 コメント
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信長の野望 全国版 【サイト名】信長の野望 【ジャンル】戦略SLG 【課金体系】従量525円 【容量】351KB 【通信機能】なし 【レビュアー評価一覧】 4.5点 3.0点 1 1 2007/08/16 【使用機種】52H 【プレイ時間】1ヶ月 【評価・点数】3/5 信長の野望のウリキリタイプなので従来の信長の野望よりシンプルな内容です。 信長や家康などやマイナーな松前などの大名は一通りいますが 明智や前田や石田などの武将は一切いません。戦闘は足軽や騎馬隊を動かす形です。 武将がいないので大名が寿命で亡くなると領土が鈴国のものになってしまうのが かなりのマイナスです。あとは携帯のゲームとして割り切ればかなり楽しめます。 シナリオも最初は一つでクリアするとまた一つと最大五つあるのでやり込みも出来ます。 2007/04/27 【使用機種】W43H 【プレイ時間】20時間 【点数】4,5 【良い点】 ・かなり長く遊べる(4つあるシナリオの1つが終わったとこ。) ・国作りの自由度が高い・突発なイベントが多くて飽きさせない。 【悪い点】 ・絵がしょぼい ・マップ移動がダルい ・攻められた時の戦闘が長くてウザい時がある 【感想】 昔から値段が高くて有名なメーカーでゲームもリメイクだけど、従量板が出たので落としてみた。ゲーム作りはシステムが命だというお手本みたいなゲームだと思いますた。まぁ確実に元は取れます。 サイト別/な行/信長の野望
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今日 - 合計 - 信長の野望 武将風雲録の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 17時53分57秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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信長の野望 概要 特徴 主なルール 評価点 問題点 総評 信長の野望 リターンズ 主な変更点 信長の野望 【のぶながのやぼう】 ジャンル SLG 対応機種 PC-6001mkII以降、PC-8001以降、PC-8801以降、PC-9801以降、FM-7/8以降、MZ-1500/2000、X1、MSX/MSX2、Windows(*1)他 発売・開発元 光栄マイコンシステム 発売日 1983年5月 定価 【PC88】6,800円 プレイ人数 1~2人 判定 なし 信長の野望シリーズリンク 概要 光栄の看板ゲームの1つ。 戦国大名となって全国を統一する歴史SLG『信長の野望』シリーズの第一作。 ゲームの目的は大名家の当主となり、内政で勢力拡大を繰り返して他の勢力を合戦で討ち滅ぼし全17国(越後~摂津和泉)を支配下に治めること。 シナリオは1560年開始の一つのみ。 プレイヤーが選べる大名は1Pが織田信長、2Pが武田信玄で固定。 特徴 従来のSLGは戦術に特化しており、コンピューター上でボードゲーム(*2)を再現した物だったが、本作は領国経営(戦略)と合戦(戦術)の2つで成り立っている。 プレイヤーは、領国に対し開墾や町作り等の様々な政策を打つ事によって、領国の経済を発展させ、軍資金と兵糧を確保しながら兵力を増量する。 現代の会社経営に通じるこうした経済的概念は、一般のプレイヤーにも受け入れられ、様々なコンピュータに移植され大ヒットした。 この経営概念は同社の様々な戦略ゲームに盛り込まれ、以降、本作で歴史シミュレーションゲームの地位を築いた。 主なルール まずゲーム開始時にプレイヤーの能力をルーレット方式で決定。 スペースキーを押すだけの単純な作業だが、各能力値の幅が30~110と広く、何度もやり直せた。 能力値次第で内政や戦争での効果も変わってくるので繰り返しプレイしても同じ戦略が比較的通用しにくくなっている。 ゲームレベルは5段階で選択。 最高難易度の「5」はかなり鬼畜。最初のターンさえ回ってこないうちに隣国に攻められることもあり得るレベル。能力値が低いと太刀打ちする術がなく、あっという間にゲームオーバーとなる。 領国経営は国ごとに年4回(春夏秋冬ごとに1回)訪れ、一度だけ命令を実行することが出来る。 コマンドの種類は富国強兵に関する物が中心で、各機種の性能によって変化。ちなみに全機種対応のコマンドは、(兵の)移動、戦争、金・米の輸送、治水工事、開墾、兵を雇う、堺の商人と取引、兵士訓練、各国の様子、町を作る、民・兵に与える、何もしないの12種類。 なお、商人との取引では米や武器の売買も行うことになる。商人がいる確率は50%と低く、運が悪いと一年間金が手に入らず内政ができない場合もありうる。 シンプルでわかりやすいシステムだが初期状態だと確実に兵糧が減っていくので文字通り金1も無駄にできないシビアな内政手腕を要求される。 年貢率が50%と高すぎて民の疲労度が高いのが原因。年貢率を下げてやったほうが収入が多くなる。 戦争画面はヘクスで構成された戦術タイプ。ただしフィールドは9×5マスとかなり狭く、使える戦術も多くはない。6種類の地形がある。兵力は5部隊に分割され、それぞれを操作して行う。戦争のコマンドは、移動、攻撃、降参、何もしないの4種類。移動は1マスずつで、攻撃も隣接したものにしかできない。コマンド操作は1部隊につき1ターンに1回だけ。 なお、兵力が極端に少ない場合は5部隊未満にもなる。 攻撃時に不利な方のみダメージを受ける、そのため戦力差が大きければ無傷で勝利することも可能。 戦争中における勝利の条件は、敵の第一部隊が全滅する、敵の大将が退却する、敵の兵糧が底を突く、守備側が30日間持ちこたえるの4つ。 また、敵国に攻め込んだ時点で相手の兵力や兵糧がゼロの場合も勝利となる。 大名が出陣していると、相手に与えるダメージが2倍になる。 敵大名を倒すと、その大名が治めていた全ての国を自国の領国にする事ができる。敵大名が攻めてきたところを返り討ちにした場合も同様。 どんなに強大な国力があっても大名が倒されると滅亡である。プレイヤーの場合も同様なので、終盤でもうっかり兵力や兵糧の隙を突かれてゲームオーバーになることもある。 評価点 上記でも挙げた様に戦術に内政、軍備の要素を取り入れた当時としては斬新なゲーム性。 当時のSLGは大抵与えられた条件下での戦術SLGが大半であった。攻め込む、守る時の兵力、そして兵を有する国の状況を内政などによって高めることのできる今作がいかに画期的であったかが想像できる。 能力、災害イベント、敵国行動のランダム性により繰り返しプレイしても全く同じ展開にはならず長く楽しめる事。 歴史上の人物として国盗り合戦を行う歴史シミュレーションゲームの確立。 誰でもスグに覚えられるシンプルな操作方法。 総取りシステムと領地数の少なさ(*3)もあって1時間程度で終わる程のスピーディなゲーム展開。 問題点 シリーズの初代作にありがちな粗やバランス面での不具合が多い。 初期版はプレイが継続不可能になるなどバグが多かった。 今作では忠誠関連(一揆発生や謀叛)でのデメリットはなく民の忠誠度が下がりにくいため、年貢率を1%→99%→1%…としていくとあっという間に兵糧が増える。米のほぼ全てを奪い取っても餓死しないという超ドM民であった。 他にも兵数を1人にして訓練し、1回で訓練度をMAXにする裏技は有名。 これらの問題は事実上の完成版である「全国版」では修正されている。 最重要パラメータは「忠誠」。兵糧収入と兵士の戦闘能力はほぼこの能力で決まるほど重要。 内政については民忠誠の数値が大きく依存しており、この数値をある程度高めながら治水を行えば必要な兵糧はほぼ確保可能。後は必要に応じて手に入った兵糧を売り払い兵士数が維持できるまでの金収入を得られるように街開発を行えば良い。 前述の通り最初の2~3年はほぼカツカツの状態だがうまくいけばこれだけで500程度の兵糧は軽く確保でき、この後で開墾も行えばあっと言う間に収入がMAXの8000になる。 兵士に関しては兵士数が多いほど有利なのは今作でも同じ…だが他の要素(忠誠、訓練、武装)の影響がかなり大きいので忠誠度をMAXまで上げて適度に訓練しておけば2~3倍程度の兵力なら無傷で駆逐できる。 4~5倍程度でも流石に地形などを考慮しなければ容易に勝たせてはくれないが決して無謀ではない。武装も高ければ10倍程度でも勝てる見込みがある。当時の状況下では地方ごとの兵士の能力に大幅な差があった(*4)(*5)ので納得のいく要素ではある。 一度数値を上げると徴兵しても各数値が下がらず(忠誠に関しては攻めとった国に残留する兵士のみ平均化される。)、安易に物量に頼る戦い方だと維持費もかかるし攻めとった領地の運営にも支障が出るのでなまじ兵力を増やすよりも金や米を施す方が安上がりである。 これに関しても調整が加えられ、兵力が増えた際は数値が平均化されていくようになった。 当時のパソコン性能とプログラム技術は発展途上で未成熟にあるため稚拙な点が多い。 NECの8ビットPCシリーズでリリースされていた以上必然であったが、本作のプログラムは大半の機種においてBASICで書かれている。つまり、プログラムの閲覧が容易で簡単に内容を書き換えられる仕様だった。 文字のほとんどが半角カタカナで表示されていたのでメッセージが読み辛い。 大名の顔グラフィックとBGMが無く、効果音も戦闘画面でビープ音が入る程度。 舞台となる範囲が狭く、信長を中心とした近畿・中部地方の17国に限定されている。操作可能な大名は信長と信玄だけで、武将の概念すら無かった。 委任コマンドがないので流石に後半10数国あたりになってくると内政が煩わしくなってくる。 総評 経営の要素を含む戦略と戦術の両方を取り入れたゲーム性、日本の歴史上の実在した人物をプレイヤーキャラにしたことによる感情移入のしやすさ、戦国時代の苛酷さを表現したシンプルかつシビアなゲームバランス等この時点でほぼ歴史シミュレーションの骨組みが出来上がっている。 後のシリーズも大半がキャラやシステムの追加、バランス調整等でゲームの方向性を変えているに過ぎない(*6)ことからも今作の完成度がいかに高いかを物語っている。 当時、人を集めなければプレイできなかったボードシミュレーションゲームを手軽に一人でも遊べるようにしたSLGは、コンピューター上でTRPGの再現を目指した『ウィザードリィ』などと共通している部分とも言えよう。 流石に年月の経過によるチープさ、バグや数値の上昇の異常さなどはいただけないが、ある意味特徴として捉えられなくもない。 全ての大名でプレイできる50ヶ国モードもあり、移植版の多さや携帯アプリなどの存在も影響し知名度の高い『全国版』の存在でシリーズの原点という立場さえ奪われている今作だが興味がある方はプレイして全国版と比べてみるのも良いだろう。 入手に関しては歴代タイトル全集が再現性が高いがゲーム内容自体はリターンズも大差ない。単品入手の場合ならば価格が安く操作性の良い下記リターンズ版かSteam版(*7)を入手するとよいだろう。 信長の野望 リターンズ 【のぶながのやぼう りたーんず】 ジャンル SLG 対応機種 Windowsプレイステーションセガサターン 発売元 コーエー 発売日 1999年1月22日 定価 【Win】1,980円 判定 なし 初代をベースにインターフェイスの変更等の要素を追加したリメイク版。 ただし兵士1訓練、年貢率改正による訓練、忠誠度上昇については修正されているので注意。序盤のバランスも若干厳しめに設定されている。 …と思いきや年貢率の改正技は(流石に1%→100%のような極端な変更では効果がなくなっているものの)使用でき、旨くやればやはり内政せずとも兵糧収入を上昇させられる。PS版の説明書に「バランス崩壊技」として記載するあたりある程度意図したものと思われる。 ※17ヶ国モードのみで全国版は遊べない。 主な変更点 『全国版』以降の作品同様にBGMの追加。 「効果」コマンドの追加。 コマンド実行時の予測効果が表示されるためにより的確なコマンド実行が行えるようになった、年収もわかるので便利。
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信長の野望 武将風雲録 【のぶながのやぼう ぶしょうふううんろく】 ジャンル SLG 対応機種 PC-8801SR以降、PC-9801VM/UV以降、MSX2、X68000、FM TOWNS、DOS/V、Windows、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、PCエンジン スーパーCD-ROM2、メガドライブ、プレイステーション 発売・開発元 光栄 発売日 1990年12月12日 定価 通常版 9,800円withサウンドウェア 12,200円コーエー定番シリーズ 1,980円 判定 良作 ポイント 前作の問題点をほぼ解消歴史イベントが大幅に増加 信長の野望シリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 他機種(コンシューマ)版 概要 『信長の野望』シリーズの第4作。 武将や篭城戦という概念を取り入れ『全・国・版』までのゲーム性を大きく変えた前作『戦国群雄伝』だが、東北・九州が除外されるなど不満があった。 本作はその不満を解消し、規模は再び全国へと拡大。「文化」というテーマを掲げ、さらにシステムを発展させた作品となっている。 特徴 シナリオは前作同様2本だが、今作のシナリオ1「戦国の動乱」は1555年と、5年遡ってのスタートとなる。 これに伴い、陶晴賢、斎藤道三、太原雪斎、朝倉宗滴など、シリーズ初登場となった武将も多数。 後に戦国時代を席巻する織田家も、この当時は、羽柴秀吉、滝川一益、前田利家といった有力武将はまだ麾下におらず、柴田勝家ら家臣も心からは服していない状態である。斎藤家、今川家といった列強に囲まれた弱小国に過ぎない。 SFC版の「全国版」に先んじて、1571年を舞台としたシナリオ2「信長包囲網」が実装された。 5カ国を有する大勢力に成長した織田家だが、武田家、浅井家、朝倉家、三好家など、周辺のほぼ全ての大名と敵対しているという、文字通り包囲網が敷かれた状態となっている。最前線の大和にいる松永久秀も、いつ裏切るかわからない。 浅井家に送った姫は人質に取られ、織田家側から攻め込む事が難しい(*1)。また本願寺家との敵対により領内各地で一向一揆が起きる危険をはらんでいる。あえて織田家を選択したプレイヤーはこの難局を乗り切る事を強いられる。 難易度は「入門編」「実力編」の2種類からの選択となった。その内「入門編」はさらに初級、中級、上級から1つを選択をする。 「入門編」と「実力編」はCPUの思考が違い、「入門編」の方が好戦的だが、守りを考えずに武将の配置にも気を配らないため対処しやすい。「実力編」はさほど戦争を起こさない代わりに、最前線に戦力を集めてくるようになっている。 ただし、マルチプレイが可能なのは「入門編」のみで、「実力編」は1人プレイ専用という制限があった。 「観戦編」というのもあるが、これは実力編をプレイヤーが参加せずに見守るだけのモード。機種によっては途中参加が可能で、新たに独立した陶家や松永家、徳川家でもプレイできる(*2)。 評価点 前作の不満が解消され更に遊び易くなった。 行動力が個人単位から国単位になり、大名(城主)の政治力分回復するようになった。 その為に前作では使いにくかった政治力の低い武将、特に忍者武将が非常に使いやすくなった(*3)。 敵に攻め込まれて行動力不足で即敗北がなくなった。行動力0まで使い切っていても応戦が可能。 内政で開発をしようとすると配下武将が申し出てくることがあり、応じると内政効果に加えて忠誠度が1上昇する(*4)。 内政に「技術革新」が追加。数値がある程度大きくなると金山の発見、鉄砲の製造、鉄甲船の製造ができるようになる。 数値が大きいほど金山(*5)の採掘量が上がったり、低価格で製造ができるようになる。 兵士が国ごとの一括管理となり、訓練と兵忠の上昇が楽に行えるようになった。効果の薄かった武装度は削除された。 国ごとの人口の概念がなくなった。どこの国でも金さえあれば999まで一気に徴兵が可能。 ただし不利な国は最大石高が低い、金山がない、海がなく鉄甲船が造れないなど地域格差が多彩になっている。 武将ごとに決まっていた兵科が、出陣時に自由に決められるようになった。 基本は足軽部隊で、騎馬部隊にするには兵士分の金が、鉄砲部隊にするには兵士分の鉄砲が必要。 武将ごとに寿命(*6)が設定され、史実の死亡年よりも長生きする武将が多くなった。 モンタージュ武将(架空武将)は削除され、史実武将のみになった。 家宝(本作では茶器)や海戦、鉄甲船といった後のシリーズに受け継がれる要素も初登場した。 前作では瀬戸内海にしか海ルートがなかったが、今作では関門海峡や東京湾が増え、さらに日本海沿いや琵琶湖でもルートによっては海戦になる。また海ルート設置により、安房や能登なども含め全ての国が隣接国2つ以上に増えた。 合戦では守備側が野戦か籠城戦を選ぶ方式になった。 合戦時に他国と同時に攻める「共同」ができるほか、籠城時に「援軍」を呼べるようになり、最大4勢力で争うことになる。 天候の概念ができ、雨天では昼間でも視界が悪くなり、砲撃ができない。冬の北日本では雪が降り、移動も攻撃もできなくなる。 自分よりも戦闘の高い武将を突撃で倒すと、戦闘が1上がる。なお教育で上げられる能力は政治のみになった。 各国に一つずつ、決まったルートで攻め込み野戦になると「古戦場」という決まったマップで戦うようになった。尾張・三河間の「桶狭間」や、越後・信濃間の「川中島」などが有名。 野戦では部隊の他に「本陣」を設置して戦うことになる。本陣は地形効果が高く、突撃が通用しない(*7)。本陣を敵に奪われると攻撃側は兵糧を全て奪われ(*8)、守備側は負けになる。 籠城戦は30日経過しても決着しなかった場合は長期戦となり、両軍の兵糧が続く限り終わらなくなった。 CPU大名は遠く離れた国との外交をしなくなった。また脅迫以外の使者を捕らえようとすると家臣の忠誠度が下がるようになり、武将が頻繁に捕らえられてカオスになるということもなくなった。 隣国武将の取り立てもなくなった。代わりに「誘降」コマンドで、金や茶器で買収しておき合戦時に裏切らせる形になった。 配下武将が登場するシリーズで初めて全国をカバー。伊達政宗や最上義光といった東北武将、立花道雪や鍋島直茂、島津義弘といった九州武将も初登場し、本作以降の常連武将が一通り揃った。 松本 図書助 (ずしょのすけ)(*9)など、マイナーな武将が初登場。ごくごく一部で有名。 前作よりシナリオ開始年代が5年早まり、1555年になった。「概要」にもあるように、本作が初登場で、以降のシリーズでも常連になった武将は多い。 朝倉宗滴は、朝倉家随一の名将で、1等茶器「九十九髪茄子」を持っているという衝撃のデビューだった。しかし、シナリオ開始年が没年なので、かなりの確率で開始翌月に死んでしまうあっけなさも衝撃だった。 戦後処理の武将登用で、捕縛した武将が登用を拒否するようになった。義理堅い武将は登用を拒否しやすく、「忠臣がホイホイ新しい大名に仕える」不自然さが解消された。 武将によっては命乞いしたり、義理が低いと自ら登用を売り込むなど、台詞のバリエーションも増えている。 配下武将の茶器を没収する、忠誠度が低いまま放置するなど雑に扱っていると、その武将が「叛意」を抱くようになった。 叛意を抱いている武将は隣接した敵国に出奔したり、大名がいる国で開発を申し出てきた場合に応じると乱心して斬りかかってきたりする。 大名が助かった場合は行方をくらまし、斬られた場合はそのまま居残る。茶器を与える→没収→斬られる→後継者に指名で好きな武将を大名にする事が可能。 茶人を呼んで茶会を行うと、その国に叛意を抱いている武将がいるかどうか教えてくれる。千利休は実名で教えてくれる。 シナリオは1555年と1571年の2本と見せかけて、本能寺の変イベントを起こすと第3のシナリオである1582年「本能寺の変」が出現。しかも前作『戦国群雄伝』とは違い、信長死後、明智光秀、羽柴秀吉、柴田勝家などに織田家中が分裂した状況である。本作で、早くも信長死後のシナリオが追加されたことになる。 1582年シナリオは公式には存在を伏せられており、公式ガイドブックや武将ファイルなどでも一切触れられていなかった(*10)。 さらに、8ビット機のPC、多くのコンシューマーでは割愛されており、存在すら知らない者も多かった(*11)。コンシューマーではプレイステーション版で初めて1582年シナリオが実装され、以降は公式にも公表されるようになった。 オープニングムービーはシリーズ屈指のデザインセンスを誇る。 信長が敦盛を舞うところに始まり、その後は大河ドラマのような曲にのせて能面と共に大名の紹介が映し出される。 当初のパソコン版では経歴を紹介するものであったが、コンシューマー移植ではキャッチコピーの如きフレーズに変更され、僅か2行の文で武将の生き様を表現したそのセンスは秀逸。 その一方でPS版以降ではOPが大名紹介ではなく短いムービーに変えられており、味も素っ気も無く寂しいものがある。 前作では織田にのみ専用BGMが付いていたが、新たに上杉、武田、今川・足利、毛利といった有名大名家にも専用BGMが付加された。 本願寺家は戦略時は一般大名と同じBGMだが、合戦時は本能寺の変BGM(*12)になる。信長の味わった一向一揆衆の恐ろしさの表れになっている。 BGMは光栄ではお馴染みの菅野よう子氏。その質の高さは、当時のゲーム音楽としては珍しくNHKの歴史ドキュメンタリー番組で頻繁に使用されたほど。 前作では織田家・武田家といった有名な大名が滅びやすかったこともあり、コンピュータ同士の合戦を自動判定にした場合、有名な大名が有利になるように判定された(*13)。 これまでの本能寺の変イベントに加え、桶狭間の戦い、斎藤義龍・陶晴賢(*14)らの謀叛など、新規の歴史イベントが追加。殆どは難易度を実力編にしている場合にのみ発生する。 現在と違い簡潔にまとまっており、やや砕けた内容のものもある。 桶狭間の戦いの始まりのメッセージが「桶狭間だぎゃー」。 上記のイベントを信長でプレイしていると松平元康が申し入れてきた同盟を選択できるのだが断ると元康が「史実と異なりまする」とメタな発言をする(*15)。 謀叛以外のイベントはほぼプレイヤー大名限定。CPUでも起きるのは桶狭間や安土城(*16)完成くらいのもの。 ちなみに一般では謀反人のイメージが強い松永久秀だが、1555年シナリオ開始直後に高確率で謀叛を起こすことから歴史イベントと思われがちだが、歴史イベントではなく単に久秀が謀叛を起こしやすいだけである(*17)。 ただし、陶晴賢の謀叛や朝倉宗滴・風魔小太郎(*18)の死亡なども、ゲーム上では特別な演出が無いためシナリオ1序盤の風物詩と認識されていた。 また、久秀には代わりに、守備側で戦場に残ったまま決着が付くと爆死する歴史イベントがある(*19)。 歴史イベントだけでなく、各種ランダムイベントも大幅に増加。 格安で鉄砲を撃ってくれる闇商人や、一度だけ疫病の被害を受けずに済む薬売り、国の技術力を上げる宣教師ルイス・フロイス(*20)などがいる。 第三者の来訪するものに関してはいずれも受け入れは任意。金が必要になったり、成否判定があって失敗すると不利益が発生する場合もある。 賛否両論点 夜間奇襲が強すぎる。 籠城戦の仕様もあって大軍を率いる意味が薄くなっているが、本陣立てこもりの対抗策にもなっている。 ただし戦闘の高い武将は奇襲を見破り、逆に奇襲し返してくる。 シナリオ1の九州では龍造寺と伊東の二強になることが多く、史実(*21)と逆の立場になることがしばしば。 ただし両家はCPU補正のかかる有利大名ではないので、島津や大友になかなか勝てず、時には数十年にわたって両家に撃退され続けたり、逆に島津や大友に攻められて返り討ちにされたりする事もある。 一方シナリオ2やDS版以降では、島津が順当に勢力を拡大しやすい。 後の作品では公式チート同然の扱いを受けている島津義弘や立花道雪が低めの能力設定にされている。 伊達政宗や松平元康(徳川家康)に完全に負け、武田勝頼とほぼ互角という設定は現在の視点からすれば首を傾げざるを得ない。 どちらも大名家の領地面で有利なために能力面での補正がかかっているフシもあり、リメイク版では再調整がかかり相応しい能力に変更された。 茶器を家臣でたらい回しにして忠誠度を手っ取り早く上げる茶器回しという裏技がよくネタにされている。 城主でも実行できるコマンドとなっている仕様上、茶器を与えた配下を城主に任命し、その城主が持っている茶器を再び配下に与えることを繰り返せることを利用した技。 隠しパラメータ「義理」の低い武将は、城主にした場合、忠誠100・兵士0・米0といった状況でも謀叛を起こす。 城主への「委任」の方針は軍事型・内政型の2種類。 『全国版』の4種類に比べると劣るが、前作は方針すら選べなかったので少しは進歩している。 どちらも米を溜め込み、金を0まで使い込む傾向がある。金0だとほぼ何もしないので、こまめに委任を解いて米売りをするか、他国から輸送してやらなければならない。 前作『戦国群雄伝』に引き続き、大名は基本的に配下にできない。前作との違いは、最後の一国を攻め落とすと、前作では戦後処理で強制的に処刑していたのが、本作では大名が自発的に自害(*22)するようになったことである。 PC-9801版の場合、自害の台詞は「無念…」「介錯を願おう」の2種類だけ。しかし機種によっては、有力武将に専用の自害の台詞が用意されており、織田信長、武田信玄などの固有台詞持ち大名を自害に追い込むことで一種の達成感も得られた。 ちなみに大名を捕らえて戦後処理で処刑した場合でも、自害の台詞を見ることができる。 汎用台詞も、機種によってラインナップが異なる。 外交で「脅迫」することで、大名を配下にできる。しかし、能力が一定以上の大名は絶対に脅迫に屈しないので、前述の織田信長や武田信玄などは自害させるしかない(浪人にする裏技は一応ある)。 全ての大名を配下にできるようになるには、『天翔記』を待たなくてはならなかった。 大名以外の家臣も、最後の国を攻め落とすとその時点で自害してしまうことがあった。自害する家臣は、攻め落とした時点で戦場に部隊が残っている家臣のみなので、事前に捕らえておけば死なせる心配はない。 問題点 史実でも強かったとは言え、鉄砲や鉄甲船があまりに強力。 ついに遠距離攻撃が可能(*23)となったことや、武将毎に兵科が固定されなくなっただけでも強化されているにかかわらず、鉄砲攻撃時に限り反撃を一切喰らわない、敵に攻撃された際も鉄砲で反撃を行う(反撃ダメージの実質的増加)、兵力20毎に射撃回数が1ずつ増加(最大で5回連続攻撃)、隣接する鉄砲隊がいればそれらも追加で攻撃、希に敵武将が流れ弾に当たり一撃で壊滅の可能性も有り(*24)と匙を投げたくなる強さ。 遠距離攻撃に関しては、夜間で見通しの利かないHEXへも射撃が行える。弾数の概念が無いため、外しても何らデメリットが無いことや、効果の無かった場合はメッセージまでもが出ることも拍車をかけている。 これに加えて、元々本丸と本陣の地形効果がかなり大きいため、これらに鉄砲で篭られると地形・武将の能力によっては数倍の兵力をもってしても落とせない。 特に籠城戦の場合、城壁越しへの鉄砲攻撃が行えるために、相手にある程度の頭数がいると大半の時間は砲火に晒されることとなる。 反対に、少数の戦力で攻め込むとほぼ野戦になるという性質を利用し、本陣をわざとがら空きにして寄ってきた武将にひたすら鉄砲乱射する(近辺で鉄甲船が使用可能なら海や池へ行くほうが良い)だけでほぼ勝ち戦になる。逆に攻め込まれた場合は鉄砲100を持って籠城すればほぼ守りきれる。 難易度にもよるが、CPUが終盤に鉄砲をフル装備し始め辟易させられることも多い。 鉄砲の入手方法は自国で製造するか今井宗久(商人)との取引、ランダムではあるが闇商人からの入手がある。 製造は時間がかかる上に(3ケ月で最大15丁しか作れない)、技術力により相当費用に差が出るため、殆ど最高値に近い状態でないと現実的とは言い難い。(*25) 今井宗久からの購入に関しては、友好度が低い大名には販売しない上に教養値が低いととんでもない高値をふっかけて来るので、大半のプレイヤー大名にとっては高嶺の花とも言える存在である。(*26) 鉄甲船は、海に面した国と湖のある近江で建造可能。序盤から意識して技術を上げない限り、味方が作れるようになる頃には既に自勢力が強大化している時が殆どである。作っても弱いものいじめ状態にしかならないという欠点も。一方、CPUはある程度技術を上げると鉄砲と共に積極的に建造を始めるが、本陣に置けない分鉄砲よりは対策が楽である。 ただし一隻あたりの価格金500前後(政治力で前後する)と非常に安く、武将が討ち取られなければ何度でも使えるので野戦に持込み戦力を削り取る際にはかなり便利な兵器となる。 ステータス値「戦闘」の調整が非常に大味。88~95までは一切威力が変わらない反面、96になった途端いきなり攻撃力が2.6倍に跳ね上がり、カンストの100ともなると95の3倍にも達する。そのため、上杉謙信(*27)・武田信玄・真田幸村(*28)が異常なまでに強い。 その格差のあまり、信玄・謙信なら大将1人のごり押しでも余裕で天下統一が可能。逆に鉄砲100で本陣に立て篭もられようものなら目も当てられない。異常に硬い上に攻撃力が凄まじく、1ヶ月で落城させることはほぼ絶望的な状態に。 相場を見ながらの米売買での利益が高く、相対的に内政にあまり意味がない。 元々米の取引は街の開発(金収入上昇)より利益が高く主な現金調達手段の1つであったが、商人の滞在する僅かな機会でしかできないという形でバランスを取っていた。しかし今作では鉄砲や茶器の存在からか、常時全ての取引が可能となってしまった。(*29)。 前作では1回の内政で20~30と豪快に数値が上昇したのに対し、今作ではせいぜい一桁しか上がらない。内政にかかった費用を税収入等で元を取るだけでも数年かかる。 台風や地震などの被害で下がる機会も多くなり、カンストさせても安心できない。 そのため効率だけを考えると、いかに技術革新で鉄砲・鉄甲船の製造を容易にし、その後は「レートを見ながら米売買→軍備を整えて出陣」という流れになる。戦争に集中しやすいとも言えるが…。 これらの仕様により、単騎無双が可能な上杉家(*30)や開始時から唯一鉄砲が製造可能(*31)で武将が優秀、しかも領土が端っこでひたすら北上するだけで良い島津家が今作では圧倒的に強い。 CPUの不公平さも相変わらずとは言え酷いもの。 こちらが米相場と睨めっこしている間にも、相手は国力と技術を飛躍的に上昇させ、いざ出陣となった頃には大量の兵糧と鉄砲で待ち構える。しかも難易度が上がるほど酷くなる。一応、上記の記述通り今作はそこまで多数の兵士は必要ではないのが救いか。 難易度が高い「実力編」では、CPUはほとんど攻め込まなくなる。つまり、CPU同士が隣国で戦争するように仕向けて漁夫の利を得るなどという戦略シミュではよくある作戦も使えない。野望の高い大名は比較的攻め込みやすく、織田信長などは一度攻め込むと続けて戦争を仕掛けることがあるが、それまで待つより自分で攻め込んだ方が早い。 ただし、一度攻め込んだ場合、攻撃側が敗退しても再度攻め込むことが多い。運良く目にしたら、戦いを「見る」にすると自動判定より双方の損害を大きくできるため、漁夫の利の好機となる。また、有利大名が自動判定で有利になることを利用して、戦いの「見る」「見ない」を使い分けることによって、CPU同士の勝敗をある程度操作できる。 徴兵・兵施しに見るCPUの欠陥 国力として新たに「兵忠誠度」が追加されており、忠誠度が低いと戦力が弱体化するほか、合戦中に脱走することがある。兵士に金を施すことで上げられるが、同じ金額でも元の兵忠誠度が低いほど効率が悪くなる仕様がある。 CPUは兵忠誠度が一定以下になると、兵忠誠度が上がらなくなり、兵忠誠度の低いまま兵を大量に貯め込んでしまう。これは、CPUが兵士に施す金が一定額であるため、兵忠誠度が施しの効果が出る閾値を切ってしまうと、効果のないムダ金を使うばかりになるからと推測されている。 また、CPUは兵忠誠度が一定以下の状態では、自発的に合戦を仕掛けなくなる。この仕様がCPUの動かなさに拍車をかけている。現在の兵忠誠度に応じて、金額を変えるルーチンは光栄には手間だったのだろうか? DS版以降では、兵忠誠度を廃止し合戦中のみ反映される「兵士気」に置き換えることで、CPUの欠陥を回避した。 『全国版』では8ヶ国だった東北は、3ヶ国しかなく蝦夷国も登場しない。 そのため、南部晴政や津軽為信などの北東北出身武将は登場しない。 『信長の野望DS2』では、国分割で追加されている。 総評 文化の概念により単なる合戦にとどまらず、戦国時代をさらにリアルに表現する事に成功している。システム自体も正統に進化を遂げており、国盗り時代の「信長の野望」は無事に一つの完成形にたどり着くことができた。 鉄砲や地形効果などに見られるゲームバランスの問題こそあるものの、史実再現とのバランスの兼ね合いというのは難しいことだったのであろう。史実とゲーム性のどちらを採るかは人次第で、そういった点が語り草となっているのもまた事実ではある。 今でもシリーズ最高傑作として名の挙がることも多い一作であり、後作の城取りやリアルタイムによる複雑さもなく、初めてシリーズに触れる人にもおすすめできる一作だろう。 余談 本作に登場する上杉憲賢(機種によっては「深谷上杉憲賢」表記)は、シリーズ初登場で、1555年シナリオの武蔵の大名として登場。そして2022年現在も『武将風雲録』がシリーズ唯一の登場である。 深谷上杉氏は山内上杉氏の分家で、扇谷上杉氏(*32)と共に関東に割拠していた。憲賢は本家の上杉憲政(山内上杉憲政)に従っていたが、1552年、北条氏康に敗れ降伏。以降、北条と、憲政の跡を継いだ上杉政虎(上杉謙信)の間を行ったり来たりしている。憲賢の孫の氏憲の代に、小田原征伐で北条についたために所領を失い、上杉景勝を頼り信濃に逃れた。 次回作以降で消えたままという点でも明らかだが、1国の大名として登場できるほどの経歴では無い。にもかかわらず大名として登場したのは、北条氏康を強くさせすぎないためのバランス調整かも知れない。 上杉憲賢はCPU担当だと北条や武田に序盤で滅ぼされることが多い。しかし武蔵は石高が全国1位の設定で、配下の太田資正はそこそこの能力なので、天下統一はそれほど難しくない。試しにプレイヤー大名に選んでもいいかも知れない。 太田資正は『嵐世記』以降で大名として登場する作品があるが、深谷上杉氏は武将としてすら登場しない日々が続いている。太田資正は、実際は上杉憲賢の配下ではなく対等に近い関係である。なおかつ太田資正は、北条に長年抵抗し、知名度も高いので、ゲームでも登場が優先されるのはやむを得ないだろう。 他機種(コンシューマ)版 FC・SFC版 同日に発売された。SFC版に限り、よくありがちな「スーパー信長の野望・武将風雲録」のタイトルで発売。 FC版は『戦国群雄伝』に続いて漢字が採用され、ひらがな文字が縦長に伸ばされて読みやすくなった。この頃の光栄家庭用作品からはこのフォントが用いられるようになる。また武将・前田慶次(*33)が新たに登場した。 史実資料が少なく謎の多い武将であるが、本作では戦闘・教養・魅力が非常に高く他は低いという極端なパラメータになっている。当時、漫画誌「週刊少年ジャンプ」で連載中だった『花の慶次 -雲のかなたに-』の影響を受けているのは明らか。同誌の読者コーナー「ジャンプ放送局」で前田慶次を捜索していたというネタが投稿されていたという影響もあったのだろう。 SFC版は発色数の多さを活かし、季節ごとに背景が変わるなどの細かな独自要素がある。謀叛で大名となった武将が「我、これより天下を目指さん」と宣言するのもSFC版オリジナル。音楽も内蔵音源によるアレンジとなっており、原曲の良さも相まってユーザーからの評価は高い。ただしCPUの思考時間は長く、その辺に配慮したのか、自分のターンが回ってくるとビープ音で知らせてくれる仕様になっている。 MD版・PCエンジン SUPER CD-ROM2版にも共通するが、ディスプレイ解像度の関係で、野戦がPC版より寸詰まりになっている(PC版の方が横長)。その代わり、「遭遇戦」システムを搭載し、古戦場が現れる時以外の野戦は、戦場がランダム生成される仕組みになっている。国毎に戦場の傾向は決まっているが、他機種版とは違い、全く同じ戦場で戦えるわけでは無い点には注意が必要。 ハード自体の知名度も手伝ってか、ネット上でのプレイ動画等はSFC版が多い。 FC・SFC版に限り、CPUは捕らえた武将は基本的に処断せず家臣にする。(それ以外の機種だとある程度能力が高くないと処断する) MD版 ハードの処理性能の高さから、同時期の移植の中では比較にならない程の思考時間の速さを誇る(毎ターン5秒とかからない)。SFC版の後でプレイすると待ち時間の短さに驚かされること請け合いである。 CPUの思考の際に現在行動中の大名家がテキストで表示されるが、このMD版だけは目で追えない圧倒的な速さだった。 FM音源搭載の為PC-98・88版と同じ音楽を楽しめるのも魅力的。 SFC版と比較したときの欠点としてはグラフィック面で、SFC版では国ごとに色分けされていたのが旗で表示されていることや、突撃で頸を斬られた武将の顔グラが二つに分かれて消滅する演出などがなくなっている。 PCエンジン SUPER CD-ROM2版 ディスクメディアでの移植。オープニングやイベントにボイスが付いていたり、当時の光栄ソフトで特典となっていた「サウンドウェア」収録の楽曲がゲーム内で聴くことができるといった、メディアの利点を活かした移植となっている。 細かい所では、ゲーム内のフォントがゴシック体になっている等、他の移植とは変わった仕様になっている。FC版同様に前田慶次も登場する。 PS版 Windows版をベースとした移植。32ビット機の為、思考時間や戦闘のペースはMD以上の速さを誇る。 隠しシナリオが家庭用で初めて搭載された。この他独自の要素として、プレイヤーのターン中に日本の城などが紹介される「戦国通信」が流れるといった要素がある。 隣接していない領国にも輸送ができるようになり、ゲーム後半の進行がスムーズになった。 GBA版 「信長の野望」のタイトルで発売。 武将の顔グラフィックは烈風伝以降のものに変更された。 武将の列伝が追加された。史実資料の少ないマイナー武将は能力値そのままで別人に差し替えられたりしている。 シナリオ3が最初から選べるようになった。 『武将風雲録』で唯一、通信対戦が可能な作品。「特定の武将を討つ」「金を集める」といった条件の達成を目指す。 DS・3DS・iOS・Android版 『武将風雲録』をベースにしたリメイク。大幅なアレンジが加えられている。 DS版は『信長の野望DS2』、3DS版は『信長の野望』のタイトルで発売。スマートフォン(iOS・Android)版は『信長の野望 武将風雲録』のタイトルに戻されたが、内容はDS版・3DS版ベース。無駄にタイトル変更を繰り返したことで混乱の元となっている。 後の作品で登場した武将が追加され、顔グラフィックは『天下創世』以降のものに変更。またコマンドやパラメータの内容が大幅に変更され、合戦中に様々な効果を与える「戦術」など近作に合わせた要素が追加されている。 浅井久政・長政父子によるチュートリアルが追加。リメイク前にさんざん行われた茶器回しができないことを釘刺す(*34)。 この他東北地方が細分化されていたり、武将の能力値も一部変更。既存の武将の編集やオリジナル武将の作成も可能(*35)。シナリオも従来の間を補完する史実シナリオや架空シナリオ2本の追加により大幅に増加した。3DS版ではDLCにも対応し、天翔記にあった「信玄上洛」や有料ではあるものの関ヶ原関連のシナリオと更に増えている。 CPUが好戦的になり、開始から数年経つと数国の大勢力しか残らなくなる。デモプレイでも天下統一を達成するようになった。 一度に徴兵できる兵数が20に限定され、徴兵のたびに治安が下がり、治安40以下になると徴兵ができなくなる。 開墾と商業を上げても収入は殆ど増えないうえ、他国に攻め込まれると開墾・商業ともに大幅に減少するため、じっくりと内政をするよりも米相場を利用して金策をして、他国に攻め込まれる前に攻め込むのが最適の攻略ルートになっている。 イベント以外で謀叛が皆無になった。松永久秀ですら謀叛しないので、序盤の風物詩が一つ減ってしまった。 大名が自害しなくなり、直接家臣に登用できるようになった。ただし、CPUが大名を処断しようとすると、メッセージ上は自害した扱いになる。 一方で、配下の登用成功率が大幅に引き下げられ、大名を登用できればそれに釣られて登用し易くなる、処断した武将の血縁は登用がさらに困難になるといった仕様変更もなされた。 「群雄争覇」という、合戦のみをプレイするモードが新たに搭載。様々な武将にスポットをあて、決められた兵力・条件下で勝利を目指す。 DS版のみWi-Fiでのネット接続や「国盗り頭脳バトル 信長の野望」との連動で特別な武将をダウンロードすることができた。3DS版でも「群雄争覇」でそれらを入手できる。 音楽はWindows・PS版をベースとしているが、ハード性能の関係もありDS版と3DS版では微妙ながら曲が異なる。 スマートフォン版では、GPSや日付と連動したログインサービスがあり、他機種に登場しない武将・茶器も配信される。逆にいえば、日数が経たないと全ての要素を揃えることができない。
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信長の野望 作品情報 2枚 織田信長 伊達政宗
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DS用移植版『信長の野望DS』も本記事で解説する。 信長の野望 烈風伝 【のぶながのやぼう れっぷうでん】 ジャンル 歴史シミュレーションゲーム 対応機種 Windows 95~XPMac OSプレイステーションドリームキャストプレイステーション・ポータブル 発売・開発元 コーエー 発売日 【Win】1999年3月8日【PS】1999年9月9日【Mac】1999年9月24日【DC】1999年12月16日【PSP】2006年3月23日(withPK) 定価 【Win/Mac】11,800円【PS/DC】9,800円【PSP】4,800円(各税別) 廉価版 【PS】PlayStation the Best 2001年7月26日/3,800円【Win】コーエー定番シリーズ 2003年1月24日/1,980円【PSP】KOEI The Best 2007年4月5日/2,800円【PSP】コーエー定番シリーズ 2012年8月2日/1,800円(各税別) 判定 良作 信長の野望シリーズ 概要 特徴 内政 軍事 威信 評価点 問題点 総評 コンシューマー移植版 スマートフォン移植版 余談 信長の野望DS 概要(DS) 特徴(DS) 評価点(DS) 問題点(DS) 総評(DS) 信長の野望2 (参考記述) 概要 『信長の野望』シリーズの第8作目。全国にある64の本城を全て支配するか、32以上の本城を支配し征夷大将軍になった状態で他の全大名家と同盟を結ぶかでクリアとなる。 以下にあるように『烈風伝』の系統は、元となったPC版、簡易化したPS/DC版、PSwithPK版を改良したDS版(『信長の野望DS』)、それをさらに改良した3DS版(『信長の野望2』(*1))と多岐にわたり、再販の度に元が変わるため非常にややこしい。 一番簡単に見分けるポイントは全国地図で、「九州が9ヶ国に分かれていればPC系列、5ヶ国に分かれているのがコンシューマー系列」である。 また、Win用(7~10対応)のwithPK版がSteamで配信されている。 特徴 内政も行軍もすべて1枚の大きな日本地図上で行われる。 行軍中のユニット、内政の工事中のユニットもすべてこの地図上に表示されてそれぞれ移動していく。 城や軍団には大名家のイメージカラーの幟がつき、各勢力の進軍具合や城下町の発展の様子が直感的にわかりやすい。 1国に1つある大きな「本城」とその他の小さな「支城」とがある。 大名家は本城を必ず1つ以上持っている。支城のみを支配する勢力は進軍の権限が無い「独立勢力」になる。 システム上再現しきれていない大名も一部「独立勢力」扱いになっている。 大名家が本城を全て失って滅亡した際に、支城に取り残された武将がいる場合、その支城だけの「独立勢力」として残る。 所属勢力の武将が全員死亡した等の理由で、まれに所有者無しの城が生じることがある。軍事ユニットを送り込めば早い者勝ちで占拠できる。 内政 開発 各国の中央となる本城は城を中心に5×5マス、周辺の支城は城を中心に3×3マスの支配領域を持つ。この支配領域に内政施設を建てることで生産を行っていく。 施設には、金銭を増やす町や兵士を増やす村などがあり、一部施設については更なる増設で収入が増加する。 前作『将星録』は、内政コマンドを武将個人に指示するようなシステムだったが、本作では最大10人のグループで内政を行う。武将間での相性などにより効率に影響が出る。また、奉行を設定でき、奉行の政治能力や内政特技によって効果を上げられる。 内政施設を最大レベルのレベル3に増設する場合は、対応する特技を持つ武将を奉行にする必要がある。 同時に複数の施設の建設・増築を奉行に指示できるので効率が良くなった。 建設 開発と同じく最大10人のグループで行う。開発と異なる点は、支配領域の外でも実行が可能なこと、影響する内政特技が「建設」のみであること。 城を補強し防御力を上げる、河川の治水工事で田の開発範囲を広げ台風に備える、街道を引いて移動効率を上げるなど各種建設を行える。 本城を補強するとマップ上の見栄えがよくなっていく他、攻城戦での城内マップ(*2)も櫓が設置され立派になる。門の耐久力も増え破壊に時間がかかるようになるので防衛戦が有利になる。小田原城や安土城などの巨大なマップは圧巻。 支城を新たに築城することもできる。他大名家攻略の足がかりにしたり新たな収入源にしたりできる。 建設の特技を持つ武将は合戦中の工作や門の破壊も得意なので、特に攻城戦で役に立つ。 パワーアップキット(以下PK)では、全国各地には金山などのいくつかの隠し資源が存在し、建設ユニットを移動させることで発見できる。 軍事 専用の軍事ユニットを全国マップ上で移動させ、戦闘発生時専用マップに切り替わる仕組みになっている。 各城へ物資を送るだけの輸送ユニットも編成可能。 準備画面で参戦武将や各部隊の兵種兵力などを設定する。戦の種類によって軍師や兵糧部隊が必要になる場合は戦闘発生時に選択する形になっている。 戦闘マップは高低差も表現した立体的な構造。高低差は飛び道具の射程などに影響する。 野戦と攻城戦の2種類が存在。野戦はマップ上の軍事ユニットに攻撃を仕掛けた場合、攻城は敵大名の城に攻撃を仕掛けた場合それぞれ発生する。 野戦の場合、攻撃側の部隊数が5部隊以下の場合は小規模、6~10部隊は中規模、11部隊以上は大規模のマップで合戦が行われる。規模が大きくなればなるほど、陣形が使えたり必要となる特殊部隊が増えたりする。攻城の場合は攻撃側の部隊数が11部隊以上の場合と一部の巨大な城の場合のみ、城周囲のマップが広くなる。 勝敗条件は、総大将の撤退、軍団の士気が0になる、など。攻城戦防御側に限り、本丸を取られると負けになる。 合戦での勝敗は、後述のパラメータ「威信」に影響を与える。 威信 本作で実装された大名家のパラメータ。自勢力が支配している本城の数、大名が持つ官位、他家と婚姻関係を結んでいるかなどで算出され、この数値が大きければ大きいほど、各種コマンドが成功しやすくなり有利になる。また月初めに自勢力にフェイズが回ってくる順番が早くなる。 評価点 ゲームの完成度は高く、内政を売りにした作品だけあり、内政システムは高評価。 シンプルで分かりやすく、城の開発範囲が一律で政治能力が低い武将でも数を集めることである程度欠点を補えるなど、柔軟性が高い。 前作のPC版では、城レベルで開発範囲と物資貯蔵量が決められていたため、内政がおぼつかず物資も貯まらない、城レベル上昇が困難で貯蔵が頭打ち、強国に攻め込まれ更に城レベル減少、等悪循環が起きやすいなど、国力の弱い大名のハンデが強かった。今作は、ある程度格差問題が改善されている。 ただ、『内政重視』と謳っている割には天翔記ばりの序盤から積極的な軍事展開が推奨されており、前述の威信システムも拍車をかけている。また、内政は主力でない者達の雑用と揶揄される程。 前作に引き続き、山下康介氏が手掛けるBGMは秀逸で高評価。なお、一部は前作BGMのアレンジ曲である。 内政画面でのBGMは大名居城の地域によって異なる。織田家や今川家が居を構えていた東海BGM「あさき夢の通い路」は勇ましい曲調だったり、足利家など名門が支配していた畿内BGM「深雪の宴」はどこか威光を失いつつあるわびしい曲調となっている。 PKでは『天翔記』以来となる新武将作成モードが復活。更に本作では新家宝も作成できる。『天翔記』と違い、あらかじめ作成しておいた武将・家宝をシナリオ開始時に登場させられるようになったので利便性が高まった。 また、Win版では新武将・家宝データの作成データが通常のセーブデータ同梱ではなく、単体のファイルになったため、プレイヤー同士での受け渡しも可能になった。 さらに「新大名プレイモード」で既存のシナリオを編集し、自作の新武将を大名にしてプレイすることも可能。 近辺の大名家よりも「威信」が低い状態だとコマンド成功率が低く、味方武将もあっさり裏切ってしまうが、合戦に勝ち続けたり外交で威信を上げることで立場が逆転し、自家が強くなったことを実感しやすい。 後半になると軍勢を近づけただけで敵城が無条件で寝返ってくるなど、テンポの向上にもつながっている。威信が高ければ高橋紹運や清水宗治といった義理堅いことで有名な武将でもホイホイ登用に応じてくれる。 問題点 低難易度。AIが賢くないことや後述の情報参照などが絡んでくる。 合戦・兵站に関してはややお粗末。マップ上を移動して戦闘や輸送を行うために、目的の城にたどり着くまでにかなり時間がかかる。 国内間の城すらたどり着くのに数ヶ月かかることもある。前作を除くこれまでのシリーズ作では、国単位かつ1ヶ月で輸送が完了したり物資が一括性のために兵以外の輸送が不要、といったシステムの作品があったために、数ヶ月もタイムラグがある今作のユニット移動にウンザリしたプレイヤーもいたはず。 武将個人の移動ならば「派遣」か「召集」で自大名の領地内ならどんなに遠くても1ヶ月で移動できる。安全が確約された領内かつ個人での移動なので早いのは当然だが、ユニットを編成した場合と差が大きいため、こちらを知らないと損という感がある。 もっとも、物資や兵士の輸送、行軍ではやはり抜け道はないので、タイムラグや襲撃の危険があるのは変わりない。この仕様は『革新』『天道』などにも引き継がれている。 合戦に関しても1回の合戦で1軍団、1城しか落とせず、前述の移動の手間もあってどんな小城でも1つ落とすのに移動だけで数ヶ月かかってしまいテンポが悪い。移動ロスに関しては、街道建設である程度軽減できる。 自勢力が10部隊率いても迎撃する敵軍が1部隊なら小規模合戦になるため、同程度の戦力がぶつからなければ中規模・大規模の合戦は発生せず、折角のシリーズ初導入の合戦規模変化は空気と化している。どうせ小規模合戦になって大軍が無意味になるなら分散して各地で戦争したほうが移動と合戦の手間が省けること、陣形や特殊部隊の追加や城マップの拡大で合戦が複雑化することから小規模合戦の方が効率が良いのも追い打ちとなってしまっている。 海戦のもっさり感。スピード自体は陸地での合戦と変わらないはずだが、船グラフィックの動きの乏しさからか妙に遅く感じる。 合戦の難易度 中規模以上の野戦の場合、有利な陣形で攻撃した時の補正が強く、攻撃された陣形はよほど能力の差がない限りはほぼ一撃で壊滅状態に陥る。COMはこちらが不利になるように陣形を組んでくるが、先読みが容易なので合戦の難易度は低い。 「大砲」も入手は難しくなったが、鉄砲適性Sの武将が使用すると恐ろしく強くなり(*3)、一気に攻城戦がヌルゲーと化す。 「鉄砲S」と「大砲」の両方ともに希少価値があるが、大名が鉄砲Sだった場合、鉄砲Sの姫武将が登場しやすいので揃いやすくなっている。 小田原城や安土城といった巨城を改修されて数万の兵士が立て篭もった場合、落とすのが絶望的に難しくなる。 最大値まで改修した小田原城などは最大サイズのマップ目一杯まで拡張され、且つ個々の門を破壊するのに何ターンもかかる。単純に門壊と曲輪を移動する時間だけでも時間切れが迫る。 こと前の計略(焼討や暗殺)の成功率は城の兵士数に依存するため、兵数が多い城では滅多なことでは成功せず、正攻法で挑むと何度も返り討ちに遭うことになる。 COMが相手ならば、城を部隊で囲んで迎撃させることで兵数を減らすといった抜け道は用意されているが… ただし、壁越えや内応による後方攪乱や大砲による敵部隊攻撃、敵の援軍を大量に呼び出した上で城外で全滅させて士気を下げる等の対抗策もあるのでどうしても落とせない場合は士気を下げるのも一つの手。 中盤の中弛み。 序盤も、建設・内政ユニットに開発をさせると完成するまでの時間はほぼ何もすることがない。建てた施設にしても、物資は月毎に少しづつ増えていくだけなので、開発が完了したら攻め込めるだけの物資が蓄積するまで月を進めるしかほぼやることが無くなる。 もちろん浪人を探したりと出来ることは多いし、過去作のように毎回内政コマンドを選択して国力を上昇させる仕様とどちらがいいかは意見が分かれる。 内政を行い物資を蓄えた本城と奪い取った城の物資でたいていは賄えるため、順調に領土を広げればほぼ内政が不要。前線への物資輸送・進撃に関しても、移動の時間が掛かってしまうので、後半は物資満載の軍隊ユニット(城攻め要員と輸送要員)を編成して、前線へ移動→戦争→前線へ移動→…といったサイクルを各地で繰り返すだけになりがち。 いずれのシリーズにも言えることなのかもしれないが、大大名家とそうでない大名家との格差が著しい。単純な物量はもとより人材に関しても顕著である。内政は頭数と能力や特技で優劣が決まるので、小大名では軍備を整えることすらおぼつかない。 さらに1武将が率いることができる兵力は勲功にもよるが大名以外だと最大で900。どれだけ準備を綿密にしても武将1人では最大1000しか出陣できず、シナリオ開始初期から配下武将の多い大名は有利。籠城戦に関しては、足軽頭(モブ)が兵を率いてくれるが能力は微妙(*4)で、500人しか動員できない。 上記の通り、合戦に関しては規模の小さい側に合わせた物になるので武将が優秀なら十分カバーが可能。足軽頭も下手な雑魚武将よりは戦える能力を持つのでそこまで絶望的な状況になりにくいのは救い。 本作は武将の俸禄があまりシビアではないため、後年のシリーズと異なり、登用できる武将は片っ端から登用してもそれほどデメリットはない。ただし「剣術指南」イベントによる出奔はありうる。 「剣術指南」イベントのせいで特技「剣豪」を持つ武将は強くても大名から離して行動するとデメリットが大きく、武将が揃ってくる中盤以降は嫌われる傾向がある(*5)。 登用の成功率は、登用を実行する武将の政治の値や武将特技「登用」の有無、大名との相性の他、威信が関係してくる場合がある。この点においても、小大名は大大名と比べハンデを背負っている。 小大名家に残された武将確保の手段としては、年明けにランダムで発生するイベントで加入する姫を武将として育てること。ただ、姫武将のステータスは基本的に父と母方の祖父の武将のパラメータを参照して決定されるため、凡庸大名のパラメータでは凡庸な姫武将にしかならない反面、武田信玄のように全ての能力値が高い大名からは強力な姫武将が生まれ、格差がさらに深まる。COMは姫武将はよほど追い込まれない限り追加してこない。 コンシューマー移植版ではマップ縮小の都合上、PC版のほとんどの小大名は独立勢力に格下げされ、プレイヤーが選択できなくなった。 地域によるハンデも、後年のシリーズと比較するとやや大きい。騎馬隊編成に必要な馬は、商人から購入する他はマップにある馬産地を城の支配領域に収めることでしか入手できず、イベントなどによる後発的な発生もない。馬産地は近畿、東海、四国、九州には一切存在しない。 鉄砲も、商人から購入するか、低確率で発生するイベントだが鉄砲鍛冶村を建設すれば増やすことが可能。シナリオ開始時からあらかじめ鉄砲鍛冶村が建設されている薩摩の内城や河内和泉の高屋城、摂津の石山御坊(石山城・大坂城)を有する大名家は軍こと面で有利。 というわけで実は尾張や武蔵よりも、甲斐が一番豊かだったりする(*6)。 前作で武将の能力が「全体的に高過ぎ」との意見が多数あったことから、能力値が全体的に厳しくなっている(*7)。 代表的な例として織田信長の戦闘力が前作の「94」から「70」にまで落とされている。しかし、武田家や上杉家の武将はそれほど下がっていないため、格差が広がることになってしまった。 シリーズの特徴の1つとも取れるが相変わらず上杉謙信(長尾景虎)は圧倒的に強く、今作は特に顕著な方。高い戦闘と采配を持ち、1ターン毎の騎馬突撃回数が多くダメージが大きい(*8)ために、数倍の兵力を持って立て篭もる城も容易に落とせてしまう。 しかも、謙信がいることが多い春日山城は小田原城ほどではないが堅城なので謙信がいない時に攻撃しても返り討ちされることも。 同様に鈴木重秀(雑賀孫一)も非常に優遇されている。彼のみ「三段」「騎鉄」ともに特殊仕様(*9)なため、騎馬鉄砲隊にした状態で突撃をすると三回射撃した後に突撃し、並の武将ならノーダメージで撃破可能。加えて戦闘能力は上杉謙信クラスに高く、智謀も高いので計略にもかからず、鉄砲適性Sなので攻城戦では大砲部隊としても活躍でき、一向宗扱いなのか、野戦ではすべての陣形を使用可能という、まったく隙がないチート武将と化している。 幸い、初期では「三段」を習得していない(*10)ため、バランスが若干調整されている。 PKで追加された常陸の豪族・額田照通は、史実では小野崎従通の別名のはずだが、本作では何故か別人扱いで登場。後のシリーズでは額田照通は全く出てこないことから、単なる設定ミスか。 『天翔記』から言えることだが諜報の概念が存在しない。本作では他大名家の情報も最初からノーコストで確認可能である。居城している武将も人数も兵力も当然分かってしまうため、攻め時が判断しやすく難易度が下がっている。 総評 合戦部分がやや低評価ながら全国マップ1枚での内政や威信システムなど、後に引き継がれた要素を多数備えたシリーズ中興の祖というべき作品。低難易度という点はある意味初心者におすすめともとらえられる。 コンシューマー移植版 PS版(*11)では今川義元・氏真父子によるチュートリアル「今川の野望」と烈風用語集が追加。 PSwithPK/PSPwithPK版ではオリジナルのシナリオ10「諸王の戦い」が追加。 「諸王の戦い」は、『三國志VI』勢、チンギスハーン・源頼朝・足利尊氏といった『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿IV』勢、ユリウスカエサル・光武帝・趙昺らの新規勢、今川氏真・劉禅・ジョン欠地王の愉快な三バカなど世界各地の英雄がシナリオ2と同じ1570年の日本に蘇り争うというシナリオ。本シナリオのみの開始イベントもあり。 各勢力のイベントがそれぞれ作られており日本や戦国時代降り立った世界の各武将達の反応も楽しめる。 自らが義経を自害に追い詰めた癖に、再び勧誘しようとする頼朝や足利義昭が尊氏や義満に室町幕府の現状を叱られるなどバカゲーとしても楽しめる。 登場武将は一部変えられているが、次作『嵐世記』withPKのPS2版でもこのシナリオが登場している。 追加武将の顔グラフィックも、新規描きおろしや『三國志VI』『チンギスハーン』出典のものが大量に用意された。 ハード性能の問題かマップが狭くなり、国の総数とシナリオ初期設定の大名数も削減されている。前出の通り、小大名のほとんどはその削減を直接受ける形となった。 Win版未経験、あるいはコンシューマー版の後にWin版をプレイした本作ユーザーの一部には「PC版のマップは広過ぎるのでコンシューマー版程度の広さでちょうどいい」という意見もある。 他にも一部のコマンドなどがカットされていたり、特産品や支城の数及び、プレイ中に同時に登場する最大武将数の上限が減っている。 そのためPKで姫武将や新武将を導入して武将の総数が増えている状態だと、本来出てくるはずの武将が登場しなくなってしまうことがある。他家の雑魚武将でならともかく、自家待望の嫡男でも起きることがあり、割と深刻な問題になることがある。 スマートフォン移植版 2019年2月28日に後述する『信長の野望2』をベースにしたスマートフォン用アプリがiOS/Android版で配信開始。タイトルが『信長の野望 烈風伝』に戻った。 余談 本作からは画面の解像度が上がり、『三國志VI』と同様にすべての武将に専用の顔グラフィックが用意されるようになった。 また、水墨画をイメージしているのか、グラフィックの色遣いが全体的に暗めであり、武将の顔グラも地方によってはやたら顔色が悪かったり、ゾンビみたいな顔つきだったりと一部で妖怪扱いされるようになってしまった。 彼らは『嵐世記』以降、少しずつ健康的な肌と顔つきを取り戻すことになる。 また、二階堂盛義と並んで一部で有名な隈部親永(*12)が初登場した作品である。しかも最初から叫んでいる。作品を重ねることに叫びが激しくなり、『蒼天録』で頂点を迎える。 信長の野望DS 【のぶながのやぼう でぃーえす】 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売・開発元 コーエー 発売日 2006年4月27日 定価 4,800円(税別) 廉価版 KOEI The Best2008年11月13日/2,800円(税別) 判定 良作 概要(DS) 『烈風伝』のニンテンドーDS移植版。 特徴(DS) 基本はPSのwithPK版とほぼ同一だがグラフィックは一新。 大半の武将の顔グラフィックが『嵐世紀』~『革新』『太閤立志伝V』『三國志X』出典のものに改められている。 ハード特性に合わせタッチペンでの操作が可能。上画面に情報用、下画面に入力用のメイン画面を表示。 全国地図は全体的に縮小され狭くなっている。 評価点(DS) ロード時間は短く、移植されたBGMの質も高い。 PSのwithPK版がベースとなっているため、コンシューマー版で追加された要素(*13)が収録されている。 PKベースなので新武将を登録することも可能。また、発生させた歴史イベントや全武将一覧を閲覧することもできる。 タッチペン及び画面分割との相性が良い。 元々マウス操作でプレイしていたゲームであるため、DSのタッチペン操作との相性は良い。もちろん操作を強制されることもない。 顔グラフィックのベースが近年の作品になった 『烈風伝』の顔グラフィックはややクセが強かったため、特に顔グラフィックの評価が高い『天下創世』~『革新』のものに変わったことで万人受けしやすくなった。 チュートリアルの今川義元も『革新』のものに変更されているが、怒って発光するなどギャグ要素を忘れていない。 問題点(DS) 『烈風伝』PKの機能の中で「武将エディタ」が搭載されていないため、既存武将の能力を変えることは不可能。 違和感のある武将のパラメーターを変更できないのでこの点を不満とする声はある。 寿命をいじれないため、「諸王の戦い」に登場する短命な武将が次々と死んでいくのをどうすることもできない。 巨城を攻めた際などに強い処理落ちが発生してしまい、合戦に非常に時間がかかってしまうようになった。 解像度の問題で部隊の兵数の文字が小さいため、非常に見づらい。 総評(DS) 処理落ち等の問題はあるもののシリーズの中でも人気のある『烈風伝』をお手軽に携帯機でプレイできるようになった。 他のシリーズの携帯機への移植に比べると追加要素やアレンジに乏しいが、『烈風伝』の完成度が高いために下手に変更してしまうと蛇足になってしまうためにPKをベースにそのまま移植するという点は間違ってはいなかったといえる。 信長の野望2 (参考記述) 2015年8月6日に『信長の野望DS』をベースにした『信長の野望2』が3DSで発売された。武将の顔グラフィックが『創造』のものに変更され、シナリオと武将の追加が行われている。
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このページは数あるニコニコ歴史戦略ゲー動画の登場人物について、各動画内での列伝をまとめていくものとして用意しました。 主役級の活躍を見せた人物はもとより、名脇役、好敵手からネタ☆キャラまで幅広く紹介されるページになることを願います。 ここでは信長の野望・太閤立志伝の人物について扱います。 参考用リンク先(需要のありそうなものがあれば随時追加推奨) Category 戦国時代(日本) - Wikipedia :史実についての参考リンク 【非公式】霧雨の野望wiki 登場武将紹介 :霧雨の野望についての参考リンク 武将別解説 - 戦国編 :iM@S架空戦記シリーズ補完wikiでの戦国武将解説 『戦国時代の人物の一覧』 :ニコニコ大百科での戦国人物項目一覧 武将別伝(戦国) ア行 アア2 イ ウ エ オ ハ行 ハ ヒ フ ヘ ホ カ行 カ キ ク ケ コ マ行 サ行 サ シ ス セ ソ ヤ行 タ行 タ チ ツ テ ト ラ行 ナ行 ワ行 史実姫 陶隆房/晴賢(すえ たかふさ/はるかた) 鈴木重意/佐大夫(すずき しげおき/さだゆう) 鈴木重兼(すずき しげかね) 鈴木重秀/雑賀孫一(すずき しげひで/さいか まごいち) コメント欄 陶隆房/晴賢 (すえ たかふさ/はるかた) [部分編集] (1521~1555)大内家重臣。美少年で大内義隆の寵童だったとされる。家を継いで周防守護代となり「西国無双の侍大将」と呼ばれたが、息子を失ってから文弱に溺れた義隆と徐々に反目。遂には謀叛を起こして主君義隆を討ち、義長を擁立したが、厳島の戦いで毛利元就に敗れ自害した。 「謀反人」としてのイメージで描かれることも多いが、主君「義隆」個人ではなく「大内家」に対する忠誠心の発露としてダメ主君を除いたのだ、と理解しようとする見解もある。そのためかゲームでの義理もさほど低くない。 しかし、新当主である大内義長を傀儡扱いにして独断専横に振る舞い大内家を半壊状態にしたり、おまけに性格にも相当問題があったようで「義隆との対立もこの性格が原因ではないか?」との説もある。 義理評価も真っ二つに分かれる事もしばしば。 革新 統率 90 武勇 85 知略 72 政治 75 義理 50 足軽A,騎馬B,弓B,兵器A,水軍B,内政B 天道 統率 90 武勇 86 知略 78 政治 75 義理 50 足軽A,騎馬B,弓B,兵器A 毛利家の野望 【革新PK】 +毛利家(プレイヤー勢力)序盤加入家臣。 毛利家(プレイヤー勢力)序盤加入家臣。 開始早々毛利家に引き抜かれた。その後は一線で活躍をしている。 旧主大内家への降伏勧告など、うp主によって鬼のような起用がされている。 上へ 鈴木重意/佐大夫 (すずき しげおき/さだゆう) [部分編集] (1511?~1575)雑賀衆の頭目。本願寺と織田信長の抗争では鉄砲隊を率いて本願寺に味方し、信長の軍勢を苦しめたとされている。 「信長の野望」シリーズには「鈴木佐大夫」の名で「戦国群雄伝」から登場。「蒼天録」から重意の名で登場するようになった。 革新 統率 79 武勇 89 知略 70 政治 47 義理 82 足軽B,鉄砲S,計略B 天道 統率 79 武勇 89 知略 70 政治 47 義理 82 足軽B,鉄砲S 弾正の野望 【革新PK】 +雑賀衆頭目。 雑賀衆頭目。陸章(sm2650810)で登場。優曇華が仕える。疲弊した松永を攻めに紀伊から大和に出陣したが、それは弾正の罠。敗れて捕らえられ処断されてしまった。視聴者からは「ギリワンじゃあ仕方ないな」の声が上がる。出陣前の紙芝居での重秀との会話は死亡フラグがびんびんであった。 一向宗の悲願 【革新PK】 +プレイヤー担当大名。 プレイヤー担当大名。登用できるのは僧侶または一向宗のみという「坊主縛り」動画。 上へ 鈴木重兼 (すずき しげかね) [部分編集] (1540?~1589?)佐大夫重意の長男。平井孫一と名乗る。病弱であったが政治面で雑賀衆をまとめる役割を果たしたという。 「信長の野望」シリーズには「嵐世記」からの登場。 革新 統率 51 武勇 45 知略 84 政治 83 義理 69 鉄砲A,計略B,内政A 天道 統率 51 武勇 42 知略 84 政治 83 義理 69 鉄砲A ダメ君主の野望 【革新PK】 +一条家(→今川家、プレイヤー勢力)に途中加入。紙芝居常連。 一条家(→今川家、プレイヤー勢力)に十三話で加入。 弟たちを釈放した恩もあり、一条家に仕えてその戦略を支える。(今までのところ)極端なキャラブレイクが目立つこともなく、能力的にも性格的にもいたってまともな軍師として活動している。どれか一つでも85以上の能力値を持つキャラの登用縛りをしている本動画において、(長宗我部元親が例外3名の枠に入るまでは)長らく今川家最高の智謀の持ち主であり、五四話では「英雄」の一人に挙げられている。 上へ 鈴木重秀 / 雑賀孫一 (すずき しげひで/さいか まごいち) [部分編集] (1546?~1586?)雑賀衆の頭目。佐大夫重意の子。 「雑賀孫一(孫市)」は軍記ものや講談で知られるキャラクター。雑賀衆を率いた史実の鈴木家の人々(佐大夫重意とその息子重兼・重秀・重朝ら)の経歴が組み合わされたらしい。 「信長の野望」シリーズでは、主に鈴木重秀に雑賀孫一のイメージを重ねられている。 革新 統率 95 武勇 99 知略 92 政治 13 義理 70 騎馬B,鉄砲S,計略A,兵器A,水軍B 革新 統率 95 武勇 99 知略 92 政治 13 義理 70 騎馬B,鉄砲S,兵器B 弾正の野望 【革新PK】 +キャラブレイクなし、紙芝居出演経験あり 弾正により滅ぼされた雑賀党の唯一の生き残り。弾正を仇と決め、現在は本願寺に所属。 上へ コメント欄 名前 コメント